2014年12月26日金曜日

番外編「記録のないチーム」

記録のないチーム

イトヒロさんの著書に「草野球な人々」がある
その中で記録のないチームとして紹介されたのがイースター
熱狂的なトラキチで草野球人で音楽家のすお~ちゃんと私めがやりだしたのが20年前
そう言えば「売れたら俺が草野球場を作ったる!」と豪語していた。
月曜朝9時の下高井戸運動場に限定、メンバーも当然フリーな方なら
ユニフォームもフリー、性別もフリーだし、ポジションもフリー
チーム名も取りあえずの月曜だからの「マンデーズ」 
メンバーも固定出来ないから責任感もなければ、闘争心もない、とにかく実体がないがワイワイやってた。
それでも徐々に形になってきて、ユニフォームを作り、なんとなくの「イースター」と名乗った。
どうしてもメンバーは入れ代わり立ち代わりになってしまうが
世の中には野球経験なくとも、一過言ある方は多い
草野球で素人もないが、未体験の野球を嬉々としてやってる輩が沢山参加した。
そこに、たまたまやって来た助っ人がハードロッカーのセイホウさん、黒のランニングシャツに迷彩パンツにサングラス、そして背中まであるロンゲと言う強烈な,いで立ち。
何も持ってないのはイイが、いきなり「チームには入らない!、ミュージシャンは指大事、今回は頼まれたから来だけ!」って入団なんか頼んでないのに・・・
どう見てもド素人、当たりそうにない、でも神様の悪戯か空振りを続けるうちにボールが当たっちゃった。。
完璧な当たりは、はるかレフトオーバーのホームラン、歓喜に沸いた
その後は、もう~、知ってしまった男は、当然の如く、どっぷりと
その場でユニフォームを注文し、グラブ、バット、スパイク買う算段を語りだし、帰るときにはチームの一員と化、すっかり草野球の虜となった。
夢の中で振り子投法を会得したと豪語しピッチャーを体験、ルイスビルのケングリフィーJrモデルの硬式木製バッドを買うや4番座り、最後は監督もやってた気がする
「俺がやる!」と言えば「どうぞ、どうぞ」のイースターで数々の伝説を残していった。
イースターは現在でも打順は早く来た者からだし、守備も言ったもん勝ち
その場が楽しければ全て良しを20年間貫くベテランだが、記録もないが未だに「貫禄のないチーム」なのだ
 


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